偽善と自己満足。それでも続ける意味がある。

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    JUGEMテーマ:日記・一般

    訪問散髪。
    自閉症のお子さんの散髪。
    パニック障害の方々の散髪。
    ピンクリボンの事業。
    NPO法人の理事としての乳がんの検診の啓発活動。

    それらをやっていて思う事。

    いろんな方々と接すると
    その方々の境遇のいろんな事に心が入り込んでしまう時がある。

    それでも何もできない自分がいる事にぶつかる事も多々ある。

    そんな時に
    ある言葉を聞いた
    『そんなん偽善やん。自己満足やで!』って

    ちょっと違う気がする。

    24時間テレビのギャラの問題や、障害者の方々の『感動ポルノ』の発言。

    とても理解できる。

    ある方向からみれば正しい。
    間違っていない。

    でもね
    この問題はね
    一つの場所からの視線からの見解では解決できない事っていっぱいあると思う。

    多方面の場所に立って、
    そこから
    何がベストなのかを選んで、
    そしてそれに対して自分が何をすれば
    無理なく、そして自分自身が崩壊しなくてもできるかのバランスをとって
    それを実行しないといけないと思う。

    きれいごととちゃう。
    まったくきれい事ではないんよね。


    自己満足
    偽善で結構。

    そういわれてもいい。

    私は今の活動をやめるきはない。

    望まれてしている。
    今、目の前で困っている人がいる。

    其の方を自分家につれてきて
    生活の面倒を見る事はできないよ。

    でも
    今、自分が出来る事。
    それをしたらいいんとちゃうの?って思う。

    時に、
    こっちの精神的に弱い時に
    その境遇のオーラに引き込まれる事がある。

    でもちゃんとセーブしてガードしなくちゃね。

    それがとても大事。


    『自己満足』『偽善』
    おおいに結構。

    自分がしたいという自己満足ではなく、
    嘘もついてない。

    望んでおられる方がいる。
    だから答える。
    それを一生懸命させていただく。

    なんか
    あかんかなぁ?

    なんか間違ってる?

    そうじゃないと
    成り立たないんちゃうかな?

    ってさ。


    がんばる人を応援する人生の泣き笑いWEBマガジンリシーヴ
    2015年2月号『泣き虫日記』に投稿した記事です。

     

    リシーヴって実はちゃんとした本だったんよ。

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      WEBマガジンリシーヴって実はちゃんとした本だったんよ!
      先月で100号を記念したリシーヴ。
      発刊当時はなんとちゃんと印刷をした本だったんです。

      それもスタッフが結構たくさんいて
      取材のコーナーや
      体験のコーナー、
      営業さんもいて広告の営業をしたりしてね(汗)

      京都や大阪の有名な店舗さんに置いてもらったり
      大学の前で手配りもしておりました。

      世に中の不景気の風が吹き出し、
      広告に対する予算の減少などがあって
      『紙媒体』としての存続がきびしくなっていったのですわ

      しまいには、ペイパブの企画や
      広告主重視の『企画物』が出だしたときには
      正直『あかん』と思い出しましたわ。

      本来出版物、それも雑誌というものは
      編集と営業は別物でなければいけません。

      そうじゃないと
      本自体のキャラが消えてしまいます。

      広告が増えないと
      編集の取材への経費が減っていきます。

      そうすると当然『面白いもの』が作れなくなります。

      編集は取材に金をかけたいから
      営業に対して『もっと広告とってこい!」ってなります。

      逆に営業は
      『面白い内容やないと営業できひんやないけ!』ってなります。

      こうなったら悪いスパイラルに入っていきます。

      んで、
      紙媒体をやめたんです。

      WEBに特化しようと。

      そうする事によって
      本来の姿の
      本当にしたい事ができるって。

      せせこましく
      いそがしく
      あわただしくするのを
      このリシーヴではやめました。

      ゆっくり
      ゆっくりやろうと。

      そして継続しようと。


      先月100号をむかえました。

      発刊当時のメンバーの顔がうかびます。
      必死になれない編集作業をしていた連中の顔。

      取材になれない新人スタッフ。


      それらの事を思い出すと
      まだまだ続けていかないとあかんと….。


      ゆっくりゆっくり
      続けていきます。

      がんばる人を応援する人生の泣き笑いWEBマガジンリシーヴ
      2014年6月号『泣き虫日記』に投稿した記事です。

      浜田麻里

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        JUGEMテーマ:日記・一般

        なんで泣いてるの?ってきっと思われてるわな。
        浜田麻里のベストアルバム第3弾に入っていたDVDの動画を家で見ながら泣いてしまった。
        24歳違うウチの嫁にしてみれば、30周年のアルバムを出しただけのただの元綺麗な歌手で
        HRを唄う人にしか思えんでしょうな。

        30年と一言でいえば
        やはりただの30周年なんやけど、
        浜田麻里とは同じ年。

        今年51歳。

        私が楽器ををバチバツとやり出した頃。
        巷のニューミュージックの流れとは別に
        HM(ヘヴィーメタル)の流れがあった。

        その中でも女性で
        必死のパッチでやってたのが浜田麻里。

        何よりもデヴューアルバムのバックミュージシャンはなんとラウドネス。
        当然音がずっしりと重い。

        当時のっていたトレノのAE86
        カセットテープでガンガン聞いていたHM。
        それ聞きながら山を走る。
        峠をはしる。
        トラストのマフラーでゴ==っと言わす。

        アホな時代だった。

        浜田麻里がポップに走り、
        にこやかに笑顔を振りまきながらテレブに出だした頃。
        ちょっとこれはちゃうやん!って思った。

        ラウドネスもレイジー時代に
        『赤ずきんちゃんご用心』がいやで
        やめたんやろ!って。

        売れる為にはしょうがないのか…と
        しかし、
        HMのファンは確実に離れていった。

        オリンピックのイメージソングになった時に
        しっかりと私は彼女の曲を聞かなくなった。

        そして数年。

        ラウドネスのドラマーの樋口さんが急死した。
        そして浜田麻里の活動も止まった。
        これには深い意味がある。


        何年かあと、彼女の復活ライブがあった。
        そんとき泣いた。

        そして今回
        30周年記念ベストアルバムを発表。

        1曲目から頭突きをされた。

        浜田麻里が戻ってきた。

        同じ年の浜田麻里。

        私もがんばらななと。


        追記

        浜田麻里の妹の
        絵里さんのコーラスは
        たまげるほど凄い。


        **この記事はWEBマガジンリシーヴに掲載されました。


        キングコングとオペラ座の怪人とライムライト

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          JUGEMテーマ:映画
           
          あなたにとって『愛の映画』は?って聞かれたら
          迷わずこの3作品を私は間髪入れずに答えます。
          愚作と言われたキングコング。
          それもナオミワッツの主演の時の作品を。
          ジェシカラングの時のキングコングよりも
          ナオミワッツの時の方が愛が伝わってきます。
          コングの表情のリアル感がとてもとても悲しいです。

          そしてオペラ座の怪人。
          これは劇団四季の公演、映画、ロンドンの記念講演のDVDのどれを見ても
          不可解ではありますが、深い愛を感じます。
          ファントムのクリステーンに向けての愛は
          箇条書きで分析する事もできず、論理が成り立たない
          深い愛です。

          そして、チャップリンのライムライト。
          これは私にとっては永遠に一番の愛の映画だと思っています。
          カルベロの深い愛は
          地底深くの土のまだ深くに存在していると思っています。

          どの作品に関しても
          主人公の表情に全てがあります。
          セリフではなく
          役者さんの表情に言葉があるように感じます。

          目は口ほどに物を言うとありますが、
          ま、ファントムは表情はみえませんが….。
          どれも台詞よりも重いものを発しますね。

          犠牲の愛、自己顕示欲、自己愛、
          それらがすべて織り込まれている作品ですね。


          エンパイアステートビルの上で
          アンを最後に見つめ力つき落下するコング。
          飛行機に銃撃する最中、自分が盾になってアンをまもる姿。
          どこかで自分がもう『終わる』と言う事を察知してでの行動。
          アンと言葉をかわすことなく。

          私は号泣します。はい。



          ラウルとクリスティーンを自分の地下のアジトから追い出す時の自虐的な行動。
          クリスティーンを幸せにできるのは自分ではなく
          ラウルだと悟り、身をひく。
          みにくいのは顔ではなく心だとクリスティーンいわれ、
          そしてそのクリスティーンからの愛ではない悲しみのキス。

          私は号泣します。はい。



          カルベロの人生は
          波瀾万丈。
          過去の栄光にすがりつきながら、実はちゃんと自分の実力を把握もできている。
          しかし、その名声の魔力に侵されている自分にも気づいている。
          若きバレリーナとの恋。それが愛に発展していく。
          自分の存在の無力感と同情の狭間。
          彼は最後の舞台に。

          私は号泣します。はい。

          どれも言葉じゃないんですよね…。
          そしてこの3作品は
          毎回違う解釈をさせてくれます。
          作品に答えが無いのです。

          自分自身の其の時の心の具合に応じて
          見方、考え方、解釈を変えてくれます。

          んで、
          以前見てた時よりも成長しているわけでなく、
          ただただ深くなってるだけなんですが、
          解釈を紐解いていってくれているような感じがいたします。

          要するに答えはないんですが..。
          どれもどれも
          ただただ『深い』のです。

          *この記事は
          『がんばる人を応援する人生の泣き笑いWEBマガジンリシーブ』
          2013年7月号の『泣き虫日記』に掲載されました。
          http://risi-v.com/

          人の縁。〜灯り〜

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            JUGEMテーマ:日記・一般

            商売をしているといろんな方と出会う。
            その出会いが良いものであったり、
            悪い出会い方をしてしまう場合もある。
            その場面場面で一喜一憂していたら身は持たないのではあるが、
            ついつい性格上気にしてしまって抱え込む。
            そして落ち込んだり、時に悩む。

            悪い事は極力自分の中で上手に消化し、
            そして反省をして自分の糧にする。

            良い事は、その出来事と出会いに感謝する。

            何年か前にオークションでとても気に入った『ランプ』を落札した。
            スムーズなやりとりをされる方で取引はとても素早く終わった。
            とても気持ちの良い対応だった。
            数日後送られてきたランプ。
            なんか思ったよりも大きな荷物。
            こんなでかかったっけと思って開封。
            落札したものと違った。それも私が落札したものよりも高価なものだった。
            実はこれが欲しかったんやけどね(笑)
            すぐに出品者に電話をした。
            まさか直接電話がかかってくるなんて思ってもいらっしゃらなかっただろう。
            驚いていらっしゃった。
            こちらの高価な荷物をすぐにおくりかえし、
            それと同時ぐらいに本来のランプが届いた。
            そして、バスソルトをおまけにくれはった。
            ちょっとした気遣い。それってってもうれしいものだ。

            其の後も、いろんな店のプロデュースの時に、
            その方のお店のランプを買わせていただいていた。
            ソーシャルネットワークででもマイミクになっていただいたりで
            おつきあいもさせていただいていた。

            そして、先日メールでお店をたたまれる事を知った。
            とても残念な思いだった。そ
            れから数日。店に突然一つのランプが届いた。
            そこには今までの事とこれからの事への気持ちとしてといった文章が書いてあった。
            会った事もなければ、直接ちゃんと話た事もないのに..。
            私は感動した。
            人てまだまだ捨てたものではない。
            まだまだまだまだ。

            この記事は
            WEBマガジンリシーヴ2011年6月号に掲載されました。
            http://risi-v.com


            己よ!お前はまだまだ蒼かった。

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              JUGEMテーマ:映画



              散髪屋という商売をしていると、
              なかなか外界と接触を持つ事が少ない。
              朝から夜まで店に缶詰で、
              外を出歩く事など殆ど無くて、
              異業種の方々との交流は本当に少ない。

              まだ私は、WEBマガジンやNPOの活動、
              そしてデザインの仕事があるだけ
              まだ異業種の方との交流がある方だとは思うが.。

              お客様はいろんな方がみえる。
              そして千差万別なお話を聞く。
              それにただ相槌を打つだけで無く、
              会話を進展させて行くためにも
              いろんな勉強をしていなければならない。

              お客様がお話してくださる内容に、
              ただただ『はい、そうですかー』だけでは
              あまりにも芸が無く、無知で恥ずかしい。

              だから私は本を読む。
              それもあまり好きではないジャンルのものを読むようにしている。
              映画でもそう、好みのものよりも、
              少し苦手で『どっこいしょ』ってのを観るように心掛けている。

              そうする事で
              自分の知らない世界に入っていく事ができる。

              そこで得た知識や、
              そこでの疑似体験が自分のボキャブラリーの肥やしになっていっている。

              音楽も実はそうしている。
              聞かず嫌いにならないように、
              完全に目をつぶった状態でCDを選び、
              それを聞く。

              そうやってどうにか世間についていかないと....。

              先日観た映画で
              これも目をつぶって『えい!ヤ!』で掴んだDVDがあった。
              タイトルは『ヤング@ハート』
              ヤングアットマークハートではなくて、
              ヤングアットハートと読むらしい。

              おばあちゃんが歌を歌っているジャケット。

              ふーーん。
              ま、
              おばあちゃんが歌を歌うという感動ものかいな?ってぐらいで
              そのDVDを借りた。

              しかし、このDVDは
              私にとっていろんなものを新しく感じさせてくれるDVDになった。

              このDVDは映画ではなくて、
              ドキュメントだった。

              老人ホームや、施設、
              そして現在病魔に侵されていらっしゃるご老人達が、
              ロックを歌い、そしてツアーをまわるというお話だった。

              コンサート直前にある方が亡くなるという事件も起こる。

              そこにある
              彼ら、彼女らのモチベーションのすごさに驚く。

              今の私自身なんかが持っている悩みや、
              問題など
              本当に小さく見えてしまう。

              人の死、人の悲しみなどをも
              乗り越えていける『音楽』という魔物。
              そして、そのすごさに
              たまらなく自分の小ささや愚かさを気づかさせてくれた。

              いろんな事に評論したり、
              ささいな事で人を傷つけたり
              人は知らず知らずに
              やっちゃってる。

              今の自分は完成形では無い事を知らないといけないんじゃないかな?
              って
              このDVDを観て思った。

              まだまだ俺らは甘いで。
              そして蒼い。

              このDVDは是非是非
              みなさんに観ていただきたい。

              私は
              涙が止まりませんでした。

              でもその涙は
              とても
              清々しく流れてくれました。

              --------------------------------
              この記事は
              WEBマガジンリシーヴ2010年1月号の
              『泣き虫日記』に掲載されました。


              詩の力、曲の力、そして心の力。

              0

                昨日の夜、『オールスター芸能人歌がうまい王座決定戦スペシャル』を何気なく見ていた。別段、必死でみるわけでもなく、普通のバラエティーとして流してみていた。
                この番組が、過去に何回あったとか、今回がスペシャルであるとか、賞金がすごいとか、そんな事は気にもかけていなかったし、どちらかというとひねくれた斜めの角度からも見ていて、事務所やダクションの力で『できレース』もあるんやろな?程度で見ていた。

                1回戦が終わって、2回戦とかになってくると、
                さすがにみんなの真剣度合いとかが伝わってきた。
                結構うまい!いやいや無茶うまいやん!って。

                歌のうまいの判断は難しい。
                特に名曲と言われた曲などを歌う場合とか、
                癖のある歌手の歌を歌う場合とかは、
                その元の曲のイメージが聞く側につきすぎてしまっている。

                TKOが選んだサザンの曲なんかは、
                どうしても桑田さんのクセのある歌い方のイメージが
                強すぎて、モノマネになってしまう事が多い。
                それに、やはりモノマネを期待してしまう部分もある。

                TKOはモノマネではなくて、
                自分の歌、自分で一旦咀嚼した歌を歌っていた。
                サザンの曲を一旦自分のものにして
                モノマネ=コピーではなく、
                カヴァーをしていた。

                ちょっとそこで『うるっ』ってきた。
                うまくはないが、心がはいっていた。

                それと、女性の曲をうたった漫才師もいた。
                『雪の華』を男がうたう。

                これもうまくはない。
                けども、心がこもっていた。
                伝えたい事を一生懸命してた。

                どうやら、私は一生懸命をみる事が『涙腺のスイッチ』なのかもしれない。

                おバカキャラで売っている『里田まい』と『つる野剛士』
                元々一応歌手なんで、ある程度うまいであるとはおもったが、
                『つる野剛士』の選曲、歌唱力は凄かった。

                どちらかというとバカにしてた。
                おバカキャラを世間にぶちまける商法がどうも好きでは無かった。

                でも昨日の『つる野』を見ていて、
                少し見方が変わった。

                一生懸命なんや。
                ものすご一生懸命。
                それが無茶伝わってきた。

                山口百恵の『さよならの向こう側』を歌った時、
                このキーででるん?と思った。
                ミスチルの歌もそう。

                あのキーをだしよる。
                歌唱力的にも一生懸命やった。

                で、詩の意味をしっかりとわかっている。
                それを人に伝えようとしている。

                感動した。

                しっかと号泣させてもらった。

                決勝に残った『里田まい』『つる野剛士』『TKO』
                『里田まい』『つる野剛士』は真剣勝負だった。
                でも『TKO』はちがった。
                決勝進出してから、はじめて相方と歌った。
                それまでは一人で勝負してきたのに、
                決勝は二人。そして、コブクロの曲。

                なんでやろ?って最初は思ったけど。
                歌をきいて私なりに気づいた。

                こいつら、二人で歌いたかったんや...。って。

                優勝よりも
                二人で歌うほうをとったんや...。って。

                はなから勝てるはずがないとわかってかな...?って。

                TKOは大阪から東京に進出して不遇なときをすごした。
                鼻が高くなって折られ、大阪に帰ってきてもあかんかった。
                そんなしんどいつらい時期を二人で
                お互いの事を信じてがんばってきよった。
                そして、また東京で売れるようになってきた。
                それには、大変なしんどい思いがあったやろね。

                なんか、それを知ってたし、
                ちょっとばかし考えてしもた。

                別に優勝せんでもええねん。
                決勝まできたしそれでええねん。
                だから二人で歌いたいねん!って聞こえてきた。

                ま、かなり偏った物の考え方かもしれんけど、
                そのTKOの雰囲気が
                たまらん涙を出さしてくれた。

                こいつらええ感じやんって。

                もちろん『つる野』もうまかった。
                無茶心に響いた。

                パパイヤ鈴木がいうてた。
                詩を歌で伝えなあかん。って。
                まさしくその通りやと思う。

                詩を、詩の意味を伝えられる歌唱力を持って、
                そして心で歌う。

                それが大事やね。

                なんか昨日は
                バラエティーで号泣してしもたわ。
                はい。

                ----------------------
                この日記はWEBマガジンリシーヴのコラム
                『泣き虫日記』に掲載されました。

                ト・マ・ト

                0

                  常連のお客様が、
                  トマトを持ってきてくれはった。

                  スーパーとかで売ってるんじゃなくて、
                  農家のあばあちゃんが軽のトラックで朝に売りにきはるトマト。
                  採れたてホヤホヤの湯気がたってるようなトマト。

                  毎朝、店にくる途中で
                  そのお客さんの家の前を通る。
                  チャリで通るとき、いつもその家の前には軽のトラックが止まっている。

                  キュウリとかキャベツとか
                  いろんな野菜が積んである。

                  そんな話を以前にそのお客さんにしていた。

                  『おいしそうですね』って。
                  お客さん曰く、特にトマトがおいしくて
                  多めに勝って孫の所に送ってはるぐらい。

                  そのトマトを持ってきてくれはった。

                  実の所、あまりトマトは得意とはしていない。
                  フルーツトマトや、プチトマトならば食べれるけど、
                  自分から好んでトマトを食する事はない。

                  お客さんが帰った後、
                  冷蔵庫に冷やしたトマトをまるかじりで食べてみた。

                  うまい。

                  なんなんやろ...。

                  スーパーとかで売っているのとはちょっと違った。

                  採れたてやからやろか...。

                  そのお客さんは
                  とてもとても頑固なおじいさん。
                  遠くに住む孫が京都に遊びに来たときには、
                  その孫の耳を引っ張ってウチの店まで連れてきはる。
                  『みじこうーきって』って。
                  お孫さん...かわいそうに...。
                  おじいちゃんのリクエストよりも
                  少しだけ流行の髪型にしてかえしてあげる。

                  その頑固なおじいさんが、
                  家に帰って、奥さんに
                  ウチの店の話をしてくださっている。
                  そして、奥さんが、このトマトを散髪屋に持っていけと言ってくださっている。

                  そして、そのおじいさんがわざわざ持ってきてくださった。

                  会話の中に古川理髪院が存在している。

                  これほど嬉しい事はない。

                  オープンしてまだ2年にならない。

                  上賀茂御薗橋の地には
                  他にもいっぱい散髪屋がある。

                  その中から古川理髪院を選んでくださり、
                  そして、家でもその会話をしてくださった。

                  こんな感激はない。

                  有り難い。

                  トマト
                  しっかりといただきました。

                  おいしかったです。

                  ------------------------------------
                  この記事は
                  WEBマガジンリシーヴ7月号の
                  『泣き虫日記』にも掲載されています。

                  スクールオブロック

                  0

                    『スクールオブロック』。
                    なんでコメディ観て泣くにゃろ?って思うほど、馬鹿げた映画。
                    けども観たあとの気持ちよさはたまらん。
                    音楽って本当にいい。無茶いい!って教えてくれる。

                    自意識過剰のどうしようもないミュージシャンのジャックブラック。
                    彼が生活の為に友達の名前をだまって借りて学校の先生に。
                    それも有名な進学校。
                    そこの生徒達との間に生まれてくる絆。
                    それは音楽を通して自然に生まれて来たもの。
                    そして、お決まりで、ライブのシーンでこの映画は終わる。
                    映画としてはB級に近いのかもしれない。
                    そして、似たような映画はいくつもあった。
                    ある種『天使にラブソング』もそれに近いものなのかもしれない。

                    しかし、この映画の徹底的に凄いのは主人公演じるジャックブラックが、
                    心底の音楽バカというところである。
                    その馬鹿さがとても好きだ。で、感動すら覚える。

                    私自身が中学でKISSにあこがれ、電話帳や布団、
                    そして蕎麦ぼうろの缶の蓋などをスティックでたたき、
                    NHKで流れていたヤングミュージックショーを
                    テレビからイヤホンジャックで録ったカセットをアンプにつないで大音量でながし、
                    それにあわせてモノマネをしていた。
                    ジャンプし、ジーンのマネをして火を噴く姿も演じた。
                    ピーターのドラムが競り上がっていくシーンも、
                    まるで自分が競り上がっているように演じていたのを覚えている。
                    今思い出せば恥ずかしい事。

                    しかし、この映画のジャックブラックはまだそれをしている。
                    そして、自分が音楽で成功すると信じている。
                    なんと、単純でバカなんだろう。
                    しかし、しかし、なんと美しいんだろ!!
                    で、なんで私はこれを観て泣いたのだろうか?

                    これからバンドをして行きたいと思っている人や、
                    今既にバンドをしている人にも是非観てもらいたい映画だ。
                    きっと原点がここにあるのでないだろうか?

                    この日記は
                    WEBマガジンリシーブの
                    泣き虫日記に掲載されています。

                    UDON & 島田紳介に学ぶもの

                    0

                      いつだったかテレビの『何曜ロードショー』でやってた『UDON』をDVDに録画していた。
                      別段観たいわけでもなく、ただ何となく小西真奈美が..、
                      ま、好きか嫌いかと言うと『嫌いではない』ので、
                      それに情熱大陸みたいなので
                      メイキングをやっていたのを前に観た事があるんで興味があった。

                      香川県もバイクで『セカチュウ』のロケ現場を
                      わざわざ見にいったりした思い出があるんで、
                      ま、録画しておいた。

                      寡黙な親父、売れないコメディアン。
                      小さな街の売れない情報誌。
                      自分の夢、
                      男のこだわり。
                      家族の絆。商売の難しさ。
                      お客との心の通い。

                      いろんな事が『さりげなく』『押し付けるわけでもなく』表現されていた。
                      『うどん』という食するものを通して『人生』を教えてくれた気がする。
                      ユースケサンタマリアのお父さんは『職人』。
                      その亡き父の思いを『たった一日』だけの店の再開に力を注ぐ。
                      そこで学んだ『こだわり』『プロ』。
                      それをバネに彼はまたアメリカに飛ぶ。

                      あのままユースケサンタマリアが『うどん屋』を継ぐ結末でなく、
                      アメリカのブロードウェイに行くというのが、とても印象的であった。
                      人生は常に大きなハードルが目の前にある。

                      また、仕事もいくつも選ぶ事ができる。
                      自分にとってその仕事が本当に適した事かどうかなんてわからない。
                      向いているかもわからない。
                      しかし、それにどうトライする事ができるのか?
                      それにどう打ち込む事ができるのかはその人間の向かい方一つである。

                      昨日テレビを見てて島田紳介がいい事を言っていた。
                      人間には才能があるからといって芽がでるとはかぎらない。
                      才能と努力は『かけ算』や!。
                      1才能がある人が5努力すれば、答えは『5』。
                      2才能がある人が5努力すれば『10』。
                      5才能がある人が5努力すれば『25』や。
                      その25の人が生業でほんまに食っていけるんや!と。

                      つまり、どんなに才能がある人でも努力がなければ成功はしない。
                      逆に才能がなくてもそれなりの努力で『それなりだけの』結果はできる。

                      もっと噛み砕くと、
                      『努力』を5しなければ、
                      その仕事に対して自分が『才能があるかどうか』はわからないという事だ。

                      どんな事でも一所懸命まず努力をしてみなければいけない。
                      『UDON』を観たあとに『島田紳介』に学んだ。
                      当然、それを聞いたあと、
                      私は号泣した。もっともっとがんばらなね...。

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                      この日記はWEBマガジンリシーヴに
                      髪切達人の泣き虫日記に毎月1回掲載されています。


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